損をする保険に入っていると自覚した方がいいと思う

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このタイトルを見て、『損をする保険に知らずに加入しているなんて、とっても可哀想な人もいるもんだ』と感じられた方が多いのではないでしょうか。

今回はそんなあなたに伝えたくて書いています。

 

私が保険屋さんだった頃、毎年300~400名くらいのご家族とご相談をしてきました。この数字が多いと感じるか、少ないと感じるかはそれぞれだと思いますが、私がご相談を受けてきたご家族の中で、きちんと損をしない保険に加入できている方はほとんどいませんでした。

それはなぜでしょうか?

偶然そのような方々とばかり、私は接点があったのでしょうか?

保険屋さんの営業トークが絶妙すぎて、みんな、簡単にだまされているということなのでしょうか?

 

確率的に、そんなことはないでしょう。今回はそのあたりをもう少し掘り下げてまとめていきます。

保険で損をするのに何もしない人々

まず大前提として、保険は損をするものだと割り切って加入されている方には、今回の内容は不要だと思います。ただ、それでも今回の内容を理解しておいていただいた方が、保険で損をする金額は少なくなるでしょうし、その分自由に使えるお金が増えて人生をより満喫することができるようになると、私は思っています。

ここでお伝えしている損をする保険というのは、【更新型タイプの保険】とか【総支払い額 > 総貯蓄額】ということです。損をする保険はもっと色々なバリエーションがありますが、ここではこの2種類に関してお伝えしていきます。

ここまでで、ご自身の保険がどちらかに該当するかもと感じられた方は、是非とも保険証券を出して確認してみてください。特に【更新型タイプの保険】であった場合、早々に信頼できる保険屋さんに相談してください。信頼できる保険屋さんがいなければ、2名以上の異なる会社で働いている保険屋さんに相談してみてください。例えばのお話ですが、知らずに30歳から60歳まで【更新型タイプの保険】に加入を続けると、500万円~800万円程度は損をしている可能性があります。損をしていることを途中で気づいたとしても取り返せないのが、保険でもあります。早いうちに気づいて、適切な対処をするしか防ぐ手段はありません。

 

知らないではすみません

では次に【総支払い額 > 総貯蓄額】という保険のことをお伝えします。万が一の際には数千万円という大きな保障があり、なおかつお金が貯まる保険で、毎月2万円前後という格安の掛け金(保険料)という保険に加入されているのであれば、【総支払い額 > 総貯蓄額】となるのは当然です。これは大きな保障を得ることも加入目的の一つなので、特に問題ではありません。

問題なのは、貯蓄・資産運用を主たる目的としている保険なのに、【総支払い額 > 総貯蓄額】という状況になってしまっていることです。当然、貯金とは異なるので、保険へ加入してからの年数が短い状態で【総支払い額 > 総貯蓄額】となるのは当然です。ただし10年、20年などという期間を経て満期となったタイミングでも【総支払い額 > 総貯蓄額】となってしまっている保険が存在します。しかもかなり多くの方が加入しているように感じています。

例えば、少し前の学資保険(親に万が一があっても最低限の学費は貯蓄されていく保険のことです)は【総支払い額 > 総貯蓄額】という状況のことが多い印象です。理由は不必要な子供の医療保険がセットにされていたりするためです。中学生までは医療費は無料ですし、お住まいの市区町村によっては高校生でも医療費が無料なことがあります。大人になっても継続できる医療保険ならまだしもですが、子供の頃だけ限定の医療保険ほど無駄なものはありません。掛け金(保険料)が正直もったいないです。

貯蓄・資産運用を目的として保険に加入されている方は、ご自身の保険証券や加入されている保険の資料を改めて確認してみてください。電卓で計算するだけでも満期時に【総支払い額 > 総貯蓄額】となってしまうのかどうかくらいは、すぐに確認できると思います。

 

 

自分たちのことは自分で守るしかありません

実は生命保険では上述してきた【更新型タイプの保険】【総支払い額 > 総貯蓄額】という2点を避けるだけで、無駄な損をする確率はかなり低くなります。見極めるポイントを『知っているか、知らないか』、ただそれだけです。

そしてこの事実を保険の営業マンはなかなか教えてくれないかも知れません。なぜなら、その保険の営業マンはそのような商品しか扱っていない保険会社に所属しているかも知れません。なぜなら、その保険の営業マンの上司・会社の方針でそのような商品しか販売できない状況かも知れません。さらにその保険の営業マンが新人でそのような商品のことしか説明できないかも知れません。

これらの状況でも、さらにはどんな状況のときでも、きちんと自分で見極めるポイントを理解していれば、数百万円という大きな損をする可能性を、事前に限りなく低くすることができます。

だから私が保険屋さんだった頃、面談させていただいた方とはかなり長くお話させていただきました。そのご家族の保険のお話だけでなく、このような一般的な保険のお話や、さらには社会保障や税金のお話など、お客様のお役に立てそうなお話を一生懸命してきました。なので、私の保険のお客様はかなり色々とお詳しい方が増えたように思います。

だから私のお客様で、損をする不本意な保険に加入されている方は一人もいません。

 

まとめ

保険で損をしないためには、2つの手段しかないと思います。一つは、ご自身できちんと勉強して、損をしない保険に加入すること。二つ目は、信頼できる保険屋さんに相談すること(もちろん保険自体は大変素晴らしい仕組みなので、損をしたくないから一切保険に加入しないという方が、もったいないです)。

個人的には自分でも最低限の判断ができて、信頼できるプロに相談できることが一番なのではないかと思います。思い付きで書き始めた記事ですが、保険で嫌な思いをする人が減ることに少しでも貢献できたら嬉しいです。

 

※ご参考