2016年の年末調整で生命保険料控除を最大限活用する方法

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今年も10月になり、日が落ちると肌寒い季節になってきました。保険屋さんだった頃、このくらいの時期に新規で保険に加入されるお客様が共通して気にされていたことを思い出したので、今回はそのあたりをまとめていきます。

内容は、2016年の年末調整で生命保険料控除を最大限活用する方法です。

年末調整とは?

最初に年末調整とはどのようなものなのか、簡単にご説明します。サラリーマン・公務員として働いている人たちが、年末に税金の支払いの調整をするための制度です。

毎月の給与が振り込まれてくる際にも、税金は天引きされていますが、そこには生命保険料控除や住宅借入金等特別控除などが反映されていないため、本来支払う必要のない金額を税金として支払っている人も少なくありません。それらの調整をまとめて年末に行うのが、年末調整なのです。

もちろん、年末調整をして全員が税金が還付される訳ではありません。人によっては税金を追加で支払わなければならないこともあることを一言お伝えしておきます。

 

生命保険料控除とは?

生命保険料控除を簡単にご説明すると、毎年1月1日から12月31日で支払った保険料(掛け金)に応じて、所得税・住民税が安くなるという制度です。他の金融商品ではこのような税金が還付されるということはありません。生命保険は金融商品の中で、かなり特殊なのです。

生命保険料控除制度は、制度としてとしては古くからある制度ですが、2012年1月1日で内容が少し変わりました(時代に合わせて変化しているのです)。2012年1月1日以降に新規で加入された生命保険には、こちらの新制度の生命保険料控除が適用されます。2011年12月31日までに加入された生命保険には旧制度が適用されています。

つまり、現状では2つの生命保険料控除の制度が存在していることになります。具体的な生命保険料控除の内容は金額は、別の記事でまとめてあるので、そちらを参考にしていただければと思います(このページの下の方に該当ページへのリンクを貼っておきます)。

 

2016年の年末調整で生命保険料控除を最大限活用する方法

生命保険料控除は1月~12月に支払った保険料が対象となります。そのため、10月や11月に新規で生命保険に加入しても通常であれば、生命保険料控除の対象となるのは数ヶ月分の保険料だけです(生命保険料控除には上限額も決まっているため、高額な保険料で加入されていると、数ヶ月分の保険料だけでも上限まで生命保険料控除を活用するこも可能です)。

例えば、10月に毎月1万円の保険料で新規で加入したとすると、10月・11月・12月分の保険料で、生命保険料控除の対象となるのは3ヶ月分の3万円です。このままでは生命保険料控除を上限額まで活用することはできません。ですが、ご安心ください。そのような際の簡単な解決方法があります。

それは保険料(掛け金)の支払い方法を、【月払い】ではなく【半年払い】【年払い】にすることです。そうすることで、【半年払い】であれば半年分の保険料が生命保険料控除の対象となります。また【年払い】であれば1年分の保険料が生命保険料控除の対象となります。

保険料の支払い方法は契約時でなくとも、契約している保険会社のコールセンターに電話して、書類を1枚記入する程度で簡単に変更できます。【月払い】では、年末調整で生命保険料控除を最大限活用できない人は、このように保険料の支払い方法を少し工夫するだけで、数千円~数万円の税金が節約できます。

 

まとめ

保険料の支払い方法を変えるだけで、年末調整によって還ってくる税金が増えます。また保険料そのものも【月払い】よりも【半年払い】、【半年払い】よりも【年払い】の方が割引されたりします(自分や家族の保険は全て【年払い】となっていますw)。

貯蓄に多少のゆとりがある人は、保険料の支払い方法を少し工夫するだけで、数千円から数万円(場合によっては数十万円)もお得になりますので、是非一度プロの保険屋さんに相談してみもらえたらと思います。どちらにしても支払っている保険料なのであれば、少しでも有利にお支払いいただく方が良いのではないかなと思います。

少しでもお役に立てていたら幸いです。

※ご参考