大切な資金計画の作り方と生命保険

Pocket

前回の『ライフプランニングの作り方』に引き続き、今回は『資金計画の作り方』についてまとめていきます。

経営者の方やご自身で事業をされている方だと、お仕事の中で資金計画を作られていることでしょう。同様の資金計画という方法が、これからの時代においては間違いなく各家庭や個人レベルでもとても重要になってきます。そして、最適な生命保険を検討するために作成する【ライフプランニング】ともとても密接な関係な関係にあるのが【資金計画】です。

バブル期のように年功序列・終身雇用のような時代であれば、そこまできちんとした資金計画などなくとも、正直どうにでもできたことでしょう。しかし、今の時代は異なります。バブル期と比べるとサラリーマンの平均年収は150万円以上下がっています(バブル期は平均で550万円を超えていましたが、昨今の平均年収は400万円ほど)。

つまり、昨今のようなバブルも崩壊し、年功序列・終身雇用もなくなった現在においては、きちんと資金計画を考えて準備していかなければ、相当悲惨な未来を過ごさなくてはいけないのです。そんな悲惨な未来を回避するための手段が、きちんと資金計画を考えるということなのです。

そんな大切な資金計画の作り方を、今回はまとめていきます。

資金計画の作り方と生命保険

資金計画を作る上で、まず大切になってくるのは、前回の『ライフプランニングの作り方』でまとめた【ライフイベント表】と【キャッシュフロー表】になります。この二つから、『いつまでに、いくら貯めておく必要があるのか』がわかります。

資金計画を考える際には、我が子の教育資金・車の購入資金・住宅の購入資金・老後資金など、まとまったお金が必要な部分を中心に考えます。そして『現状の貯蓄のどのくらい運用したら必要な金額になるのか?』『貯蓄を運用するだけでは足りないので、毎年どのくらいのベースでは最低限貯蓄していかなければいけないのか?』といったことを考えていきます。

そのような際に、『現在のお金を、どのくらいの利率で運用したら、どのくらい増えるのか?』『〇年後に△△万円貯めるためには、どのくらいの利回りで運用したとして、いくらずつ毎年積み立てていかなければ実現できないのか?』という計算をするときに大切な6つの係数が存在ます。それを順番に説明します。

少しお話は逸れますが・・・教育資金・車の購入資金・住宅の購入資金・老後資金などは、状況によっては生命保険で貯めることが最適なこともあります。無駄のない生命保険に加入するために、安定的に必要な貯蓄を形成するためにも、きちんと係数を用いてシミュレーションした資金計画が重要になってきます。

 

資金計画に大切な6つの係数

資金計画を作る上で大切な係数は全部で6種類存在します。それぞれ順番に説明していきます。これらの係数(終価係数・現価係数・年金終価係数・減債基金係数・資本回収係数・年金現価係数)を利用して計算する場合、これまでは係数表を使って計算してきました。

最近では、エクセルの財務関数を利用することで、簡単に計算できるようになっています。本題ではないので、エクセルの詳細はここでは省きます。興味がある方は調べてみていただけると幸いです。

※ご参考までに終価係数の係数表を記載しておきます

終価係数表

 

終価係数とは?

終価係数とは、現在の金額を複利で運用した際、一定期間経過後の金額を求める場合に利用する係数です。

例えば、100万円を年利3%で運用した場合、5年後にいくらになっているのか求めたいときに利用します。終価係数

 

現価係数とは?

一定期間に一定金額に達するために必要な元本を求める場合に用いる係数です。

例えば、年利3%で運用して5年後に100万円にするために必要な元本を求めたいときに利用します。現価係数

 

年金終価係数とは?

毎年一定金額を積み立てた場合の、一定期間後の元本を求める場合に用いる係数です。

例えば、年利3%で毎年20万円を5年間積み立てた場合、5年後にいくらになっているのか求めたいときに利用します。年金終価係数

 

減債基金係数とは?

一定期間後に一定金額を用意するための、毎年の積立額を計算するための係数です。

例えば、年利2%で5年後に100万円を用意するためには、毎年いくらずつ積み立てる必要があるのか求めたいときに利用します。

減債基金係数

 

資本回収係数とは?

現在の一定金額を一定期間で取り崩した場合の毎年の受取額を計算するための係数です。

例えば、100万円を年利1%で運用しながら、5年間で取り崩した場合、毎年いくらずつ受け取れるのか求めたいときに利用します。

資本回収係数

 

年金現価係数とは?

将来の一定期間にわたり、一定額を受け取るために必要な元本を計算するためのけ椅子です。

例えば、年利2%として5年間毎年20万円ずつ受け取りたい場合に、必要な元本をもとめるときに利用します。

年金現価係数

 

まとめ

昨今の低金利の状態では、銀行の預金にお金を預けていても、ほぼ利息は発生しません。必要な金額を全てコツコツ貯めていくことだけに集中するのは、正直ナンセンスです。大切なお金を有効に活用するためには、今回まとめた資金計画を作る上で重要な6つの係数をきちんと活用して、どこまで現実的な資金計画を作れるかどうかが重要なのです。

これまで多くの方々の生命保険・医療保険・がん保険・個人年金保険等の相談にのってきました。多くのご家庭のライフプランニングをしてきました。そんな元保険屋の私の経験を記事にまとめています。少しでもお役に立てたら幸いです。

※ご参考