変額(個人年金)保険とは?

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せっかくなので、先日銀行窓口で説明していただい【変額保険】について、今回はまとめていきます。ただ最近の若い方は【変額保険】という言葉すら知らない方も少なくないのではないでしょうか。私が生命保険屋さんになったばかりの頃、円建ての変額保険がギリギリ販売されていました。しかし、運用環境がよろしくなかったようですぐに販売中止となりました(2007年のサブプライム、2008年のリーマンショックのあたりです)。

それが最近、外貨建ての【変額保険】として販売が増えてきています。主に個人年金として伸びてきており、2015年の時点で個人年金保険の新規契約高は8兆6,324億円を超え、変額年金保険だけでも1兆6,534億円も新規での契約がうまれています。

そんな【変額保険】について、今回はまとめていきます。

変額(個人年金)保険とは?

【変額保険】をとても簡単に説明すると、投資信託のような特徴があります。貯蓄機能のある生命保険はお金の一部が運用されていますが、そのほとんどは国債・公社債といった大きな値動きが少ない金融商品での運用です。それに対して【変額保険】では、もっと値動きの大きな新興国の株式なども活用して運用していきます。そのため、大きく増える可能性があります(反面、運用成果が大きくマイナスとなる可能性もあります)。

生命保険文化センターで、とてもわかりやすく解説してくれてあるので、ご参考までにそちらを抜粋しておきます。

資産を株式や債券を中心に運用し、運用の実績によって保険金や解約返戻金が増減する保険のことです。

大きく分けて、保険期間が一定の「有期型」と一生涯保障が継続する「終身型」の2タイプあり、 死亡したときには、基本保険金+変動保険金を受け取ることができます。基本保険金額は運用実績にかかわらず最低保証されるため、変動保険金がマイナスになった場合でも基本保険金額は受け取ることができます。

有期型の場合、満期をむかえると満期保険金を受け取ることができますが、その金額は資産運用の実績によって変動し、最低保証はありません。したがって、運用実績により基本保険金額を上回る場合もあれば下回る場合もあります。解約時に受け取る解約返戻金には、最低保証はありません。

変額保険・生命保険文化センター

※公益財団法人 生命保険文化センターより抜粋

 

変額保険のメリット・デメリット

お客様の大切な財産を守るために安定的な運用をすることが大前提の生命保険商品の中で、【変額保険】は非常に珍しいタイプです。生命保険の中で唯一、ハイリスクハイリターンの商品です。ただ元保険屋的には【変額保険】の活用方法さえ間違わなければ、大変素晴らしい生命保険だと思います。

簡単に【変額保険】のメリット・デメリットをまとめておきます。

  • メリット
    運用が好調(景気が良い)時にお金が増えるので、インフレ(物価上昇)対策として活用できる
    運用が非常にうまくいっている場合、途中解約してもプラスとなる
    保険料が比較的割安(変額ではない保険よりも保険料が安めである傾向があります)
    死亡保険金が最低保障されている
    (どんなに運用が失敗したとして、死亡保険金は決まった金額を受け取れます)
  • デメリット
    運用が不調の時、資産が減らされてしまうリスクがある(投資性の金融商品なので仕方ないです)
    運用の状況によっては途中解約がしづらい(大きく損をする可能性がある)

 

 

まとめ

最近は外貨建て(主に米ドル・豪ドル)の【変額保険】が人気のようです。外貨建てなので、(日本円を基準に考えると)為替の影響で大きく資産が増えたり、逆に資産が目減りしたりする可能性があります。

ただそれでも【変額保険】で得ることができるメリットの方が個人的には大きいと思います。ただし、重要なのは損をする可能性がある生命保険(投資商品)なので、生活に必要な生活資金ではなく余剰資金で加入されることを、元保険屋としておすすめいたします。

・・・先日、私が説明を受けたクレディ・アグリコル生命の豪ドル建ての投資型年金保険『豪ドル ターゲットプラス3』では、15年間で最大500%アップまで目指せるようです。ビックリ。100万円くらい運用してみても良いような気がしましたw