契約者貸付制度とは?使わなきゃ損?

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先日、私が保険屋さんだった頃に、生命保険のご契約をお預かりした方と久々にお会いしてきました。もちろん、すでに私は保険屋ではないので、保険の担当者としてお会いしてきた訳ではなく、友人としてお互いの事業の近況報告を兼ねてお会いしてきました。久々に友人と色々とお話できるのは、とても楽しいですね(^^)

ただ色々なお話をする中で、毎回ではないですが、やはり保険の話題になることもあります。まだまだ一般の方にはわかりにくい業界のようです。そんな雑談の中で『契約者貸付制度・・・なにそれ?』ということになったので、保険に加入していても知らない方が多いのではないかと思い、今回は【契約者貸付制度】についてまとめていきます。

私の場合、保険屋さんとお客様という関係を超えて仲良くしていただいている方が何名もいらっしゃいます。今、お仕事を一緒にしている方もそんなお一人です。これは本当にありがたいと思っています。

では、【契約者貸付制度】についてまとめています。

契約者貸付制度とは?

【契約者貸付制度】とは、貯蓄できる生命保険に加入していると、銀行などからお金を借りるのと同様に『生命保険会社からお金を借りることができる制度』です。これは、個人で契約している場合でも、法人で契約している場合でもどちらもで活用可能です。

ただし、いわゆる掛け捨ての貯蓄できない生命保険や医療保険・がん保険にしか加入してない場合は、【契約者貸付制度】を利用することができません。

 

契約者貸付制度のメリット

【契約者貸付制度】の大きなメリットは主に2点あると思います。

  • 銀行のように審査など一切なく、無条件で借りることが可能
  • 生命保険会社から借りたお金を返済しなくても良い

それぞれ簡単に解説していきます。例えば、個人・法人でも過去数年以内に何かしらの支払いが遅れていたり、借りたい金額に対して必要な担保や信用がないと、銀行などの金融機関からはまとまったお金を借りることは、なかなか難しかったりします。また場合によっては、すぐにお金が必要なのに審査のために数週間とかかり困り果ててしまうこともあるでしょう。

それに対して、生命保険の【契約者貸付制度】を活用すれば、コールセンターの電話一本で必要な書類が郵送されてきて、書類に記入して返送するだけで、必要なお金を数日以内に借りることができたります。このスピード感や審査がないというのは、かなり大きなメリットではないでしょうか。

さらに、銀行などからお金を借りた場合、必ずその金額に利息をつけて返済しなければいけません。それが生命保険の【契約者貸付制度】を活用すると、実は返済をしなくても良いのです。どういうことか説明します。生命保険に加入していれば、死亡時には死亡保険金が支払われます。その死亡保険金で借りていた金額と利息分を清算するということです。

例えば、【契約者貸付制度】で300万円借りている方が死亡保険金1000万円の契約をした状態で亡くなったとします。通常では1000万円の死亡保険金が遺族に支払われますが、【契約者貸付制度】で300万円を借りている状態で亡くなっているので、700万円弱(≒死亡保険金1000万円‐貸付金300万円-利息)が遺族に支払われるということです。

契約者貸付とは?

 

契約者貸付制度のデメリット

個人的にはデメリットというほどのことではないと思っているのですが、あえてデメリットとしてあげるとすると以下2点です。

  • 借りている期間は利息が発生する
  • 生命保険として貯蓄されている金額の最大9割程度の金額までしか借りることができない

銀行などでお金を借りる場合と同様に、【契約者貸付制度】でお金を借りた場合も、借りている期間に利息が発生します。

また銀行などでも無限にいくらでもお金を借りることができずに限度額があるように、生命保険の【契約者貸付制度】にも借りれる金額の上限があります。それが、契約している生命保険で貯蓄されいてる金額の約9割までの金額なのです。

契約している生命保険で1000万円貯蓄されている場合は、借りれる金額は900万円が上限といったような感じです。もし貯まっている金額を全て使いたい場合は、その生命保険を解約するしかありません。ただし、解約してしまうとその生命保険の保障はなくなってしまいます。解約よりも・・・契約通りの保障を残しつつ、貯蓄されている金額の約9割の金額に自由に使える【契約者貸付制度】の方がメリットが大きいように私は思います。

 

まとめ

これまで上述してきた通り、生命保険の【契約者貸付制度】の大変便利な機能や存在している意味はご理解いただけましたでしょうか。

突発的な予想外の支出に対応するまとまったお金を、とても簡単かつスムーズに準備することが可能です。また借りている期間に利息は発生するものの、借りたままでいることも問題ありません。こんなに便利なお金を借りれる制度は、他には知りません。

貯蓄できる生命保険に加入していて、まとまったお金の必要性に迫られた際は、是非一度担当の保険屋さんに【契約者貸付制度】を確認してみてください。とても便利に機能してくれるかも知れません。