親が保険料を負担してくれてた保険は継続すべき?

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私が保険屋さんとして活動していた頃、20代で独身の比較的若い方々と商談している中で、よく出てきた話題を今回はブログ記事にしていきます。その話題というのは・・・『親が昔から私に掛けてくれている生命保険(医療保険・がん保険)があります。それはどうしたらいいでしょうか?』・・・という質問です。

そのような保険があった場合、どうすればいいのか。実際に私が相談者にお伝えしてきたことを中心にまとめていきます。

親が保険料を負担してくれていたという幸福

まず、親御様が保険料を負担して、自分に生命保険(医療保険・がん保険)を掛けてくれていた場合、そのことに感謝すべきです。

一般的に生命保険は加入時の年齢が若いほど月額の保険料(掛け金)は安くなります。しかしそれでも、例えば10歳から社会人となる22歳まで毎月5,000円の保険料(掛け金)をご負担いただいていたとすると、約72万円もの保険料を累計で負担いただいているということになります。

そして最大の問題である、せっかく親御様が保険料(掛け金)をご負担されている生命保険(医療保険・がん保険)を継続すべきかどうかですが、継続すべき場合からご説明いたします。継続すべき保険の特徴は、以下の通り非常にシンプルです。

  • 更新型ではない(アカウント型ではない・転換契約ではない)
  • 終身払いの保険ではない
  • 入院日数の保障が1泊2日から保障されている

この上記3点に該当しない保険であれば、せっかく若い年齢で加入していただいた安い保険料(掛け金)の保険なので、基本的に継続されることをおすすめいたします。保障金額が高額すぎる場合などは、保障金額の減額など適宜調整すれば十分です。

また、このようなケースでは【お宝保険】に加入してくれている可能性もあるので、もし、親御様が昔から自分に生命保険(医療保険・がん保険)を掛けてくれているということであれば、保険の内容を一度で構わないので是非とも真剣にご確認ください。

 

親が保険料を負担してくれていたという悲劇

次に、親御様が保険料(掛け金)をご負担されている生命保険(医療保険・がん保険)を継続すべきではない場合をご説明いたします。継続すべきではない保険の特徴は、簡単に申し上げると上述した継続すべき保険の特徴の反対です。

  • 更新型である(アカウント型である・転換契約である)
  • 終身払いの保険である
  • 入院日数の保障が1泊2日から保障されていない

これまでの生命保険研究ラボの記事でも触れてきましたが、まず『更新型・アカウント型・転換契約』は基本的に大損します。今回のようにせっかく若い年齢の頃に、親御様が何十万円という保険料(掛け金)を負担されて保険に加入してくれていても、更新・転換のタイミングで全く意味がなくなります。更新・転換を行うと、その部分の保障に関しては更新・転換するタイミングの年齢で保険料(掛け金)が再計算されます。つまり、若い有利な条件の保険料(掛け金)ではなくなってしまうのです。

またせっかく若い頃に生命保険(医療保険・がん保険)に加入いただいているのに、保険料(掛け金)の支払いが『終身払い』になっているのもナンセンスです。高齢者が普通に加入すると毎月の保険料(掛け金)が高額になり過ぎるので、毎月の負担額を抑えるために『終身払い』を選択されることはまだ理解できますが、若く保険料が安い時期に保険に加入するのに『終身払い』を選択するのは非常にもったいありません。可能であれば、10年間の支払いで一生涯の保障が手に入るようなプランや、50歳・55歳まで保険料を支払い続けることで一生涯の保障がてに入るようなプランで加入した方がお得ですし、賢い選択です。

またあまりにも古い契約ですと、医療保険の保障内容が古い場合があります。古い保障内容だと5日以上(またはそれ以上)の連続入院でなければ、給付金を受け取れないのです。昨今の入院日数がどんどん短くなっている現状とは全く合いません。給付金を受け取れる可能性が限りなく低い保険を継続する意味がありません。

せっかく最愛の我が子のために、親御様が加入してくれていた保険が、上述したような内容だったとしたら、悲劇としか言いようがありません。

 

まとめ

自分が若い頃から、親御様が保険料(掛け金)を負担して、保険に加入していただけていたことは、とてもありがたいことです。そこにはきちんと感謝をお伝えすべきだと思います。

ただし、上述したような特徴がある場合は、特に継続すべきではない生命保険(医療保険・がん保険)であった場合、それは早急に解約などプロにご相談されることをおすすめいたします。

生命保険研究ラボでは、私が実際に体験したり勉強したことを中心にまとめています。私の考え方が全てではなないと思いますが、少しでもお役に立てていたら幸いです。

※ご参考