医療保険は治療費しかサポートしてくれない?

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とある友人とお話していて、医療保険の話題になりました(その人は私が元保険屋であることを認識されています)。

その友人が仰るには、『医療保険は治療費しかサポートしてくれないじゃん』とのこと。たしか、最近こんな感じのCMもあったような気がしますが、本当にそうなのでしょうか?

実は私はそうではないと思っています。この友人は、医療保険の活用方法をきちんとご説明を受けていないだけなのです。今日は、そのあたりをまとめていきます。

治療費しかサポートしてくれない医療保険の真実

ほとんどの医療保険は、『病院で入院した』『病院へ通院した』『手術を受けた』場合にしか給付金を受け取ることができません。がん保険や、医療保険のオプションとして【がん特約】【三大疾病特約】などをつけていると、がんや三大疾病と診断されたタイミングで、100~1000万円程度の見舞給付金を受け取れます(受け取れる金額は契約内容に応じて異なります)。

つまり、医療保険は病院・お医者様のお世話になったときにしか、給付金を受け取ることはできない保険なのです。冒頭で出てきた私の友人が言うところの『医療保険は治療費しかサポートしてくれない』というのは、このあたりのことを指しているのかと思います。例えば、医療保険から給付金がもらえるような病気・ケガをすると、基本的に通常通りお仕事を続けることが難しい状況になっていることが容易に予想できます。そのような状況になると、有給が残っている人はいいのですが、それ以外の人はお仕事ができないので、働けない分、収入が減少します。そして現状の医療保険では、この収入が減少した分までは保障としてカバーしていないのです。

医療保険では、本当に治療費しかサポートしてくれないのでしょうか?

 

医療保険で治療費以外もカバーする方法

実は医療保険でも治療費以外もサポートすることが可能です。少し発想を変えるだけです。

多くの人たちは入院費用の平均日額に合わせて医療保険の保障額を決めているのではないでしょうか(または保険屋さんに言われるがまま・・)。たしかにそのように決めて医療保険に加入していることも悪いことではないのですが、相部屋の個室の入院費用を医療保険でカバーしようと思えば、日額5,000円~10,000円の入院保障に加入しておけば十分でしょう。

ここで少し考えてみてください。医療保険の入院保障は最大で20,000円まで加入することが可能です。つまり、一般的な治療費で必要な日額5,000円~10,000円に追加して、日額20,000円の保障に加入しておけば、治療費に充てたとしても、まだ残る金額があります。

つまり、病院・お医者様のお世話になるような病気・ケガになってしまった際に、減少した収入分まで医療保険でカバーするなら、入院日額20,000円の保障額で医療保険に加入しておけば良いのです。

 

まとめ

今回のケースのように、少し見方を変えるだけで、生命保険・医療保険・がん保険はかなり便利に使うことが可能となります。ただ単純に保障内容の説明だけなく、そのような様々な提案までしてくれる保険屋さんが優秀な保険屋さんだと、元保険屋の私は思います。

ただ保障内容を充実させようと思うと、その分、保険料(掛け金)は高額になってきますので、全て保険で補おうとせずに、貯金などの財産で準備しておくものと、保険に任せるものをきちんと考えて準備いただければと思います。