保険の見直しって必要なの?

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契約している保険会社の担当者から、こんな連絡はないでしょうか?

そろそろ保険を見直しする時期だと思うので、一度お会いしましょう

私が働いていた生命保険会社でもそうだったのですが、年に1度は契約内容を確認して、定期的に保険の内容を見直すことを、会社として推奨していました。保険会社の収益構造を考えると、新規のご契約を増やしていかない限り、収益が増えることはありません。もちろん、既存のご契約が継続することも大切なので、ご契約を継続いただくために、定期的なフォローは必要となります。

しかし、わざわざ保険会社が人件費をさいてまで、定期的にお客様のところを訪問するのはなぜなのでしょうか。今回は『保険の見直しの必要性』と『定期訪問する理由』を紐解いていきます。

保険の見直しの必要性

元保険屋を経験したプロの目線から、保険は一度加入しても定期的に見直す必要はあります。例えば、独身のときに生命保険に加入された人の場合、結婚・出産等で守るべき家族が増えたときに、独身の時点で最適な生命保険で保障は十分足りていますでしょうか?

多くの人は足りていないと思います。例えば、子供を一人育てるのに2000万円~3000万円かかるという統計データもあります(大学が国公立なのか私立なのか、実家暮らしなのか一人暮らしなのか、などで必要な金額は大きく変わってきます)。独身で生命保険を加入する時点で、そこまで考えて加入するでしょうか。私は商談してきた多くの(当時)独身の人たちは、その時点では、『結婚のタイミング・出産のタイミングで生命保険は見直せばいいや』という人たちがほとんどでした。

また結婚後に保険に加入されたケースでも、出産で子供が増えたり、生活水準が高くなったり(私も結婚後、生活水準がかなり高くなりました・・・なのでお金がたまりませんw)、住宅を購入されたり、人生のステージの変化に合わせて、万が一が起きてしまった際に必要となる金額は変化します。

つまり、生命保険は不必要に見直す必要はありません。正直な話をしてしまうと毎年見直すなんてことは非常にナンセンスです。時間の無駄です。ですが、上述したように人生のステージが変化したタイミングでは、きちんと保険を見直すことをおすすめします。万が一が起きてから保障額が足りていなかったということに気づいても手遅れですし、場合によっては保険を減らすことができるかも知れないので保険料(掛け金)の節約につながる可能性もあります。

 

生命保険会社の担当者が定期訪問をする理由

人生のステージが変化したタイミングで保険は見直しすれば十分です。ですが、保険会社や保険屋さんは毎年(人によっては半年に)一度、見直しをすすめてくる方がいます。これは【お客様のため】というよりも【保険屋さんの収入(営業成績)のため】だと私は思います。

保険屋さんの多くは、営業成績と自身の給料が連動します。営業成績が良ければ給料が増えますし、営業成績が悪いととても少ない給料(例えば月に10万円など)しかいただけなかったりします。そのため、定期的に既存のお客様のところに出向いて、『保険の見直し』と称して、【新規契約の獲得】を目指しているのです。

そして新規契約が増えると、保険会社としては儲かります。そのため、会社としても定期的な顧客の訪問を推奨しているのではないでしょうか。(具体的な社名は明記しませんが)会社によってはかなりの金額を使って、TVでCMをやっているところもありますし。そんな残念な業界です。

 

まとめ

特に意味もなく【保険の見直し】を進めてくる保険屋さんはお気をつけください。ただ、かなり有利な新商品が出たタイミングや人生のステージの変化のタイミングには、【保険の見直し】は必要です。そのようなタイミングではきちんと保険の見直しを行い、大切なお金を損することを回避しましょう。

保険屋さんの中にも、きちんとお客様のことを最優先で考えてお仕事されている人も存在します。そしてそのような保険屋さんの方が5年、10年と長く継続的に高い収入を得ています。そのような保険屋さんばかりになったら、保険業界の印象もとても良くなるんだろうなぁ。