自分には万が一が起きない?

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前回の記事で、保険屋さんが見えている世界と一般人が見えている世界が異なるということをお伝えしました。私も10年くらい保険屋をしていましたが、これは真実だと思います。みなさん、『人には万が一が起きても、自分には万が一が起きない』と信じています。これは本当にアホです。

万が一が起きてしまった際に、自分や家族の人生が終了してしまわないように、最低限の準備をしておくべきなのです。今回は前回以上に現実をまとめていきます。

生きているだけで必要な金額

上述したような『人には万が一が起きても、自分には万が一が起きない』と信じている方は、『仮にそのような状況になっても生活水準を落とすので、今よりもお金は使わなくなります』という風に考えてることが多いです。めちゃくちゃアホなのか、現実を本当に知らないのだなと残念に思います。

飲み会代などの娯楽費は減るかも知れません。間違いなく健康である今と比較すると頻度は少なくなるからです。では交通費はどうでしょう?

電車やバスなどの公共の交通機関を使えれば、健康である今と必要な金額は変わりません。しかし、健康な今であれば15分という距離でも余裕で歩けると思いますが、例えば片足が不自由になっていたり、車いすで移動しなければいけないとしたら、健康体で徒歩15分の距離というのはどうでしょか。多くの方はタクシーで移動されるのではないでしょうか。そうすると、タクシー代が余分にかかってきます。

こういう話をすると、『公共の交通機関ではなく自分の車で移動するので問題ありません』と反論してくる方もいます。では車椅子(足が動かない状態)でも運転できる車が、いくらするのか知っていますでしょうか?

合計の金額は車種によって異なりますが、私がディーラーに確認した時点では50~100万円ほど、高額になっていました。しかも健康体であれば中古車を選択できるので、同じ車種でも新車で購入するより安価に手に入れることができますが、特別な改造が必要になると中古車では対応できないことも多くなります。そうすると自分で車を所有するにしても、健康体と比較すると少なくとも数十万円は余分にお金が必要になります。

健康なときにメチャクチャなお金の使い方をしていない限りは、総じて健康を害してしまったほうがお金は必要です。自分自身では十分な収入が得られない状況の中で、その差額である毎月数万円という金額は、誰が負担してくれるのでしょうか?

多くの場合、それはパートナーであったり両親・兄弟です。毎月数万円という余計な負担をさせて、両親・兄弟の生活に影響はないのでしょうか?

人はどんなときに困るのか?

生命保険の役割

上述したような健康体ではなくなってしまった際に、最大限の効果を発揮するのが保険(生命保険・医療保険・がん保険など)です。万が一が起きても、本人・家族の人生が終わらないように『経済的な支えになることが生命保険の役割』なのです。

では保険には手厚く入っておく必要があるのでしょうか?

誰でも死亡保険金として1億円とか2億円とか加入しておくべきでしょうか?

全くそんなことはありません。高額な保障の生命保険に入っていたら、ご家族は喜ばれるでしょう。しかし高額な保障の生命保険は無駄です。

なぜなら、サラリーマンや公務員の場合、社会保険にきちんと加入されているので、万が一があったとしても『障がい年金』『遺族年金』として、国から毎月支給されるお金があります。さらに平均年収で考えれば、サラリーマンや公務員では年収400~500万円の方が多いはずです。年収400~500万円の家庭の生活水準を計算すると、1億円とか2億円の保障はやりすぎです。なので、ファイナンシャルプランライフプランが重要になってきます。ご自身で考えられたら是非とも考えてみてください。ご自身で考えられないのであれば、専門家に相談してください。

 

まとめ

万が一が起きるのか起きないのかは全く問題ではありません。そのようなことを考えている人は、アホです。もしも万が一が起きてしまった際に、愛するパートナーや両親・兄弟に(少なくとも経済的な)負担をかけないために、生命保険は存在します。生命保険に入りまくるということもナンセンスですが、是非ともファイナンシャルプラン・ライフプランを参考に適切な生命保険に加入しておいてください。

愛にあふれた社会になることを祈っています。