9割の方に関係する?!相続問題

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先日、保険屋の頃から仲良くしている税理士・弁護士の友人らとお話する機会がありました。最近は相続問題でトラブルになる方が圧倒的に増えてきているそうです。誰か亡くなると、身内の関係が悪化するという、非常に大変な時代に突入してしまったように感じます。

2015年(平成27年)1月1日に相続税が改正されたことと高齢化の影響ではないでしょうか。多くのトラブルは『相続税が改正されたことによる増税の問題』と『誰が何を引き継ぐのか(引き継がないのか)という問題』だそうです。

今回は聞いたあるご家族お話を簡単にまとめていけたらと思います。

相続問題 ~Aさんのケース~

このご家族は実は『増税の問題』でトラブルになった方ではありません。今回のAさんのケースを想像すると、増税の問題であれば、お金をどうにか準備して納税すればいいので簡単な問題なのかもしれないという気持ちになります。

 

今回の登場人物は3名です。Aさんと弟さん(男の二人兄弟)、そして母です。父はすでにお亡くなりになられていました。また、資産状況はとてもシンプルで、約3000万円の持ち家と現金500万円のみでした。

 

母は父が残された死亡保険金と年金でつつましくも、悠悠自適な一人暮らしを続けられていました。しかし年を重ねるにつれ、母は一人での生活に寂しさを覚えるようになっていました。

そんなある日、二人兄弟の兄であるAさんから「一緒に住まないか?」と母は提案されました。「実家に一緒に生活しながら、母の面倒はみるから」という兄の提案を弟さんも承諾し、兄家族と母の共同生活が始まりました。
(嫁・姑問題は長くなるため割愛します・・)

 

数年間は兄・弟・母にとって(多少の衝突はあったようですが)幸せな日々が過ぎていきました。

 

事件が起きたのは、兄家族が母と住み始めて4年ほど経ったときでした。母が亡くなくなったのです。すると兄と弟がそれぞれ相続に関して主張し始めます。

  • 兄の主張
    実家には自分の家族がすでに住んでいて、母の面倒もずっと見てきたので実家(約3000万円)は自分がもらうべきで、弟は代わりに現金500万円をもらえばいいよ。
  • 弟の主張
    自分も母と一緒に住みたかったけど、兄家族が住むというので譲り、自分たちは家賃を支払ってマンションに住んでいる。兄家族は家賃を負担してきていないのだし、遺産は平等に分けるべきだ。

 

結果、兄・弟の主張は平行線をたどり、最終的には双方弁護士まで依頼して裁判まで行ってしまったそうです。最終的に遺産相続の問題は解決できたようですが、兄と弟の仲は元には戻りませんでした。

 

まとめ

今回のAさんのケースのように、相続税の支払いまで財産がなくとも『争続』となる可能性はかなりの頻度であります。実は私の母と兄も揉めていました・・悲惨としか表現のしようがありません。ちなみに、相続税の支払いが発生するご家庭は1割にも満たないです。残りの9割以上のご家庭では相続税の支払いが発生しません。今回のAさんのケースは、まさに相続税の発生しない9割のご家庭のケースです。つまり、日本のほとんどのご家庭に関係してくる可能性のあるお話なのです。

父・母がご存命の頃から遺産相続に関してきちんと話し合いができていたら結果は異なったかも知れません。相続対策は『相続税の対策』だけでなく『親族間の争い(争続)の対策』を事前にしておくことが重要です。

下記のチェック項目にチェックが入る方は、特に『親族間の争い(争続)の対策』をきちんと考えて話し合っておくことをオススメいたします。また税理士・弁護士・相続に詳しい銀行員・相続に詳しい保険屋さんなどの専門家へのお問い合わせや、ご相談されることも合わせてオススメいたします。まずはインターネットで検索したり、書籍で学んだり、銀行や生命保険会社へ資料請求など情報収集からすることが重要です。

具体的に税理士にご相談されたい方は、こちらからどうぞ。実際に私が相談してみて、対応が良かったところです☆
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