法人で生命保険を活用した節税

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これまで『生命保険研究ラボ』では、個人向けのお話を中心にさせていただきました。しかし生命保険には法人としてご活用いただくと、(個人では享受できない)さらなる恩恵が存在します。それこそがタイトルにもさせていただいた『生命保険を活用した節税』という恩恵です。もちろん節税以外にも法人で生命保険の契約をすることは意味があります。

そのあたりまで、今回からシリーズとして何回かでお伝えできればと思っております。最初である今回は、法人で生命保険を契約することの特徴(メリット・デメリット等)をまとめていきます。

法人の生命保険契約の特徴

法人の生命保険契約では『生命保険を活用した節税』というお話をよく聞くと思います。しかし『生命保険を活用した節税』の以前に、生命保険には万が一の際の保障があります。誰かが入院された場合やお亡くなりになってしまったりなど、誰かに身体的な不幸があった場合、保険金を受け取れる仕組みです。法人での契約でも、個人の契約でも同様です。その為、法人での生命保険契約においても、その会社の役員・従業員の身体に対して保険をかけることとなります。

掛け金(保険料)に関しては、一般的に契約者が負担することとなる為、法人で『生命保険』を契約した場合、法人が掛け金(保険料)を負担することとなります。そして万が一の際の保険金の受取は法人という契約形態が、一般的な法人での生命保険の契約となります。

++法人契約++
【契約者】 法人

【被保険者】 役員・従業員

【保険金受取人】 法人
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さらに個人では『生命保険料控除』や満期金・解約返戻金の受取時の『一時所得としての課税』くらいしか、『生命保険を活用した節税』のメリットはないのですが、法人契約になると・・・契約内容によっては『掛け金の半分が損金』であったり『掛け金の全額が損金』となったりします。つまり、日本の法人税の実効税率が30~40%ですので、年間の掛け金(保険料)が1000万円とすると、150~200万円(掛け金の半分が損金の場合)とか、300~400万円(掛け金の全額が損金)の法人税が毎年節税できることとなります。

しかも掛け金(保険料)を毎年支払い続ければ、生命保険を活用した節税効果も毎年継続されるので、10年継続するだけで1500~2000万円(掛け金の半分が損金の場合)とか、3000~4000万円(掛け金の全額が損金の場合)という、けして小さくない金額を節税することができます。

法人・節税・生命保険

 

法人で生命保険を契約する意味

上述した通り、「生命保険」を法人で活用する場合、『生命保険を活用した節税』というメリットと『万が一の保障』という主に2つのメリットがあります。

その為、万が一が起きて働けなくなってしまっては、会社の経営上、大きな損失が発生してしまう方を中心に法人で『生命保険』のご契約をされていることが多いです。中小企業ですと役員を中心に、部課長あたりまで『生命保険』を法人契約されていると、かなり手厚いのではないでしょうか。

また生命保険を活用した節税効果があるとはいえ、短期間で辞めてしまうような従業員に法人として『生命保険』をかけることは掛け金(保険料)がもったいない為、『何年以上継続して働いてくれている場合に、法人で生命保険を加入する』という会社さんもあります。

さらに個人での『生命保険』と同様に、法人契約での『生命保険』にも貯蓄性が高い商品も存在します。その為、『万が一の保障』『法人税の節税』『未来への貯蓄』として、3つのメリットを享受することも可能です。ただし、個人同様に『貯蓄性の高い生命保険』は掛け金(保険料)も高額になりがちですので、支払余力を鑑みた内容での契約が、とても重要となってきます。

 

まとめ

私も法人契約は取り扱わせていただきましたが、法人契約では税理士と関係性が強い大同生命さんやソニー生命さん、プルデンシャル生命さん(ソニー生命さんとプルデンシャル生命さんは元々一つの同じ会社でした)がよくご提案されている印象があります。利益が見込める法人に対して、掛け金が全額損金(または半損)で落とせる『生命保険を活用した節税』をご提案されていることが多いようです。

しかしいくら『生命保険を活用した節税』が見込めたとしても、個人同様に法人契約の生命保険も早期で解約してしまうことほど、もったいないことはありません(生命保険の特徴です)。個人の生命保険を検討する際に『ファイナンシャルプラン』や『ライフプラン』が重要となってくるように、法人で生命保険を検討する際には『会社のキャッシュフロー』や『どのくらいの利益が安定的に見込めるのか』が重要となってきます。

法人契約においても、保険屋さんの『生命保険を活用した節税』という提案のまま契約するのではなく、無理のないきちんとしたプランニングを強くおすすめ致します。また具体的にご検討される際は、保険屋だけでなく(保険屋さんは経営のことがわかっていない方が多いので)、きちんと税理士などの専門家にもご相談されることを強くおすすめ致します。

 

現在、信頼できる税理士と出会えてなかったり、高齢な税理士で最新の事情がよくわかっていないなど、不安・不満があるようでした、こちらの記事も参考にしてみてください。優秀な税理士と出会う方法がまとめられています。

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次回も、法人契約としての『生命保険』には各商品どのような特徴があるのか、まとめていきます。このブログは、私がこれまでに学んできたことを中心にまとめております。この生命保険についてのブログが、誰かの勉強のお役に立てたら幸いです。

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