介護保険の制度改正と生命保険

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今回は『生命保険』と関係の深い『介護』についてです。

国が提供している『介護保険制度』も、実は少しずつ制度改正がされています。

 

最初にとても簡単に『介護保険制度』のことに触れておきます。健康保険や年金制度と同じように、毎月々のお金をお支払します。健康保険や厚生年金は、社会人となると同時に給与から天引きされますが、『介護保険』だけ少し異なります。40歳を過ぎると、健康保険や厚生年金と同様に給与から天引きされるようになります。

 

そして40~65歳までは『老衰』を理由に介護状態になってしまった場合のみ、自己負担1割で介護サービスを受けることができます。65歳以上であれば、(どのような原因でも関係なく)介護状態になってしまうと、自己負担1割で介護サービスを享受することができます(介護状態の程度に応じて上限額は決まっています)。

介護保険の制度改正

2015年に制度改正することが決まっています。主に3点あります。①と②は2015年8月から、③は2015年4月から実施されています。

①年金収入が一定金額以上に受給されている方は、自己負担が1割から2割へ引き上げられます。

単身で年間280万円(一方が専業主婦・夫の世帯で年間359万円)以上あるかどうかで自己負担の割合が変わってきます。約2割の高齢者が対象になるとしています。

②預貯金が一定金額以上ある方は、特別養護老人ホームなどへ入居した際、『食事代・部屋代etc』の補助がなくなります。

単身で預貯金1000万円(夫婦で預貯金2000万円)以上で補助を受けられるかどうかが変わってきます。

特別養護老人ホームで、要介護度に応じた入所制限がされます。

要介護3以上の方しか、入所できなくなります。
※特別養護老人ホームは、介護施設の中では格安で入居できます

 

介護現場の現状

今では65歳以上約6.9人に1人が介護サービスを受けています。そして男性の2倍以上の人数の女性が介護サービスを受けています。男性は奥様が介護を頑張ってくれているようですが、男性はそこまで奥様の介護をできないことも一因でしょう。

つまり介護の現場では、ご家族(特に女性)の負担がかなりあります。肉体的・精神的・経済的と複合的に負担がのしかかってきます。今回はその中でも経済的な部分をまとめます。

 

生命保険文化センターの平成24年度の調査によると・・・

  • 要介護状態になった場合の初期費用 約262万円
  • 要介護状態での月々の費用 約17.2万円/月
  • 介護期間の平均 4年9ヶ月(56.5ヶ月)

 

まとめると、公的介護保険を活用しても・・・

約1,233万円 (≒ 約262万円 + 約17.2万円 × 56.5ヶ月)

平均的にこのくらいの金額が使われているようです。

介護制度改正

ご自宅(バリアフリー化が必要か?)で介護できるのか、施設に長期間入居しなければならないのかでも必要な金額は大きく変わってきます。東京のとある施設に一人で個室に10年間入居したとすると、約3,482万円かかるというデータもあります。

 

生命保険でできること

上述の金額(1,233万円~3,482万円)が余裕で支払える方は、預貯金などを取り崩していただければいいのですが・・・私の親も含め、そうではない方が多いと思います。

ここ数年の間に、生命保険業界で『介護保障』がとても充実してきています。私が生命保険業界に関わり始めた10年ほど前は、要介護4・5でなければ、生命保険会社から保険金をお支払いただけませんでした。それが最近は要介護2から保障してくれる生命保険がとても増えてきています(おそらく業界スタンダードになっています)。

介護状態にもならずに人生を全うできることは幸せなことだと思いますが、『転ばぬ先の杖』として、万が一に備えて生命保険で介護に必要な金額を準備することをおすすめします。

 

まとめ

国内での様々な報道を見ていると、『介護業界で働く人の収入を上げよう』ということが話題になっています。実際、政府が補助金という形で、毎年事業会社に資金援助しています。

介護事業だと施設の利潤を追求するには、事業の業態的に厳しい部分があることは事実です。利用者である高齢者の負担金を増やすことも限界がありまます。

 

では、どうするのか?

おそらく介護保険料の天引きが40歳以上ですが、それが健康保険同様に社会に出たら一律で請求するくらいしか選択肢がないような気がします。そうすることで一人ひとりの負担をそこまで増やすことなく、介護事業者の収益が伸びます。その収益で、介護業界で働く人の収入を増やす、ということになるような気がします。

つまり、一人ひとりの自己負担する金額は直接的・間接的に増えます。自分や家族の大切なお金を有効に活用する為にも、『介護保障』でも『生命保険』をうまくご活用いただくことを強くおすすめします。

このブログは、私がこれまでに学んできたことを中心にまとめております。この生命保険についてのブログが、誰かの勉強のお役に立てたら幸いです。


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