有効な相続・遺産分割対策とは?

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前回の『相続税』に関する投稿に引き続き、今回は『相続対策』についてまとめていきます。一般的な『相続対策』はもちろんですが、『相続対策』の一つとして、とても有効な『生命保険』を活用した対策までまとめていきます。

相続の現状や概要などは、前回の記事を見ていただければ幸いです。

今回の記事ではいきなり対策からまとめていきます。

相続対策の概要

『相続対策』を考える上で、抑えておくべき問題は、前回記事同様2点です。

  • 分割の問題】財産をいかに分割するのか
  • 税金の問題】支払わなければならない相続税をいかに少なく抑えるのか

どちらの問題が発生しうる可能性があるのかによって、当たり前のことですが最適な対策は変わってきます。

 

遺産分割の問題

『誰が』『どの遺産』を相続するのか、というシンプルな問題です。一番平和的な解決策は、相続人同士で話し合っていただき、全員の合意で決めていただくことです。

ただ、遺産の過多とは関係なく・・・平和的に解決できるご家庭ばかりではないのが現状です。生前からできる対策としては、『遺言書』を準備していただき、『誰に』『どの財産を相続させるのか』を決めていただくこと。また『贈与制度』を活用することで、遺したい方へ生前に財産を移転しておくことも有効です。

ただし、法定相続人が贈与された財産に関しては、相続発生時から3年間さかのぼり相続税が課税されてしまう為、ご注意ください。

 

相続税の問題

相続税の問題は主に2つです。

【問題】
いかに相続税がかからないように対策するか

いかに納税資金を準備するか

有効な相続・遺産分割対策とは?

【対策】
いかに相続税がかからないように対策するか

【養子縁組を活用】
一番簡単なのは、養子縁組で法定相続人を一人増やすことです。法定相続人が一人増えることで、基礎控除600万円と生命保険の非課税枠500万円と合わせて1100万円分のメリットがあります。ただし、法定相続人が増えることになる為、養子縁組された方にも財産を相続する権利や、相続発生時から直近3年分の贈与分は相続税に合算されることになってしまう為、とても簡単な手続きでできる有効な対策ではありますが、全体のバランスを鑑みた上で実行するのかしないのかご検討ください。また、例えば・・・生きている間に人生を楽しむ為に財産を使ってしまうことで、財産を減らすことも、立派な相続対策となります。

【広大地を活用】
広大な土地がある方は、『広大地』の適用など、借金をしてマンションや介護施設を建てる以外にも、資産価値を少なく
見せることもできる可能性がある為、安易に不動産会社の提案にのらず、税理士不動産鑑定士などに相談ください。借金をする以上、リスクがある対策なのです。

 

いかに納税資金を準備するか

【生命保険の活用】
現金をコツコツ貯蓄しておくというのが、最もシンプルな方法です。ある程度の資金がある方は、現預金やタンス預金、株や投資信託で保有するのではなく、生命保険に預けられることをオススメします。相続は死亡時に発生します。生命保険は死亡時に現金化されます。とても相性が良く感じませんか?
また相続対策としては死亡保障(ついても高度障害・余命半年くらい)のみのシンプルな終身保険で準備されることをオススメします。加入時の年齢が若いほど、生命保険会社に預けた金額以上の死亡保険金となって返ってきます。70代で新規にご加入されても、預けた金額以上の死亡保険金となります。ただし・・・あまりにご高齢過ぎると、契約できない場合もある為、お早目に準備されることを強くオススメします。

【生前贈与・孫の教育資金として活用】
生前贈与孫の教育資金をご負担いただくなど、次世代(相続人)やその次の世代へ、コツコツと財産を贈与いただくことで、相続財産を減らしながら、相続人の納税資金を確保することが可能です。相続財産における現金や金融商品の割合が高い方には、特に活用しやすい対策だと思うので、オススメです。

 

まとめ

相続』の上で考えるべきことは・・・『いかに分割するのか』『いかに納税資金を準備しておくか』だけです。

今回まとめたように、テクニックは色々とありますが、私が一番オススメしたい対策は、早いうちからご家族できちんと相談いただき、相続の発生後もご家族が幸せに生きていけるよう調整いただくことです。

 

または、せっかくお若い頃から努力されてきた財産だと思いますので、生きている間に人生を楽しむ為にご活用いただければと思います。財産が何も残っていなければ、『相続』が『争族』になる可能性が限りなく低くなるのではないでしょうか。

 

さて・・・

思いのほか長くなってしまったので、相続対策における『生命保険』の具体的な活用例は、次回の記事でまとめます。 このブログは、私がこれまでに学んできたことを中心にまとめております。この生命保険についてのブログが、誰かの勉強のお役に立てたら幸いです。